FZS600

 久しぶりに日中もかなり冷え込みました。風もあって身にしみる寒さです。週末はまた暖かくなるとの予報ですので、期待したいと思います。はやく春になれ―!
 以前からお預かりしていたFZS600の車検があがり、先日から試乗しているのですが、これが思いのほかいい。僕もたー君も試乗後『これいいかも!』とお気に入りの1台になりつつあります。

 ヨーロッパでは主流の600クラスですが、日本ではリッタークラスの陰に隠れて、ST600のベースマシン位の認識しかない方が多いと思います。YZF-R6やCBR600RRGSX-R600にZX6RRと各社最新SSをラインナップしているのとは別に、アップライトなポジションのオールラウンドバイクを用意していますが、なかなか日本では普及していないようです。しかしこのクラス日本の道路事情に鑑みると、いろんな意味でベストサイズのカテゴリーといえます。まず何といっても、リッタークラスよりも一回り小さな車体で車重も軽く、取り回しは圧倒的に楽です。エンジンのパワーもリッターSSほどではありませんが、ST600のベースモデルほど超高回転ユニットではありませんので、4000〜5000rpmでも十分実用になり必要にして十分な動力性能といえるでしょう。年をとってくるとだんだんデカイ(重たい)バイクが億劫になってくるのですが、これならば気軽に引っ張り出せる上に、高速を使ったロングツーリングでもみんなに後れを取らずについて行けそうです。

 個人的にはこの『アイアンマン』みたいな顔つきも気に入っています。

 1997年の東京モーターショーには、ヤマハからFZS600ベースのこんなレーサーも出品されました。草レースならばYZF-R6ではなく、こんなサンデーレーサーで走るのもいいかもしれませんね。