冬期のレーサー保管方法

 今日もなんだかはっきりしない天気ですねぇ。午後からはまた雨になると(天気予報は)言ってるし...。週末はHSR新春感謝デーなんですけど、みなさんの走り始めは何とかいい天気にならないかなぁ。
 昨日の日記にも書きましたが、今年の冬はここ九州でもしばらくサーキット走行が出来ないような天気が続きそうです。おそらく多くの皆さんは3月に入ったくらいからボチボチ練習開始といった感じではないでしょうか。昨年11〜12月位に走り納めをやった方が多いので、2〜3カ月位はガレージの中、あるにはトランポの中に愛車を眠らせることになります。で保管の際に注意してもらいたいことが何点かありますので、今日はそのあたりについて。
 先ずはバッテリー。最近のモデルはFI化されていますので、バッテリーは性能を発揮するうえで大変重要なパーツの一つになっています。電圧が低下すると始動できない、また始動は出来ても調子よく走らないということになります。FI化で点火以外にも燃料噴射に電力を使いますので、今まで以上に注意が必要です。バッテリーは何もしないでも自然に放電して電圧が低下しますが、最新モデルではイモビライザー搭載で、停止状態でも電力を消費しているケースがあります。冬期保管の際はターミナルは外しておいた方がいいでしょう。春先に走行する際は、事前に1日ほどかけてバッテリーを充電することも忘れないでください。
 それから水冷式のバイクの場合は、冷却水の管理もお忘れなく。レーサーの場合は多くの皆さんがレース用冷却水をお使いだと思いますが、このレース用冷却水、防錆効果(水通路を錆させない効果)はあるものの、クーラントのように不凍効果(冷却水を凍らせない効果)はありません。九州の平野部でガレージ保管の方でしたらまず問題ないと思いますが、山間部の方やトランポ内保管の方は、冷却水が凍ってラジエターが壊れる可能性もあります。面倒ですがこの季節は通常のクーラントに交換しておきましょう。もちろん春先にまたサーキット走行を再開するときには、レース用冷却水に交換することをお忘れなく。クーラントのままでのサーキット走行は危険ですよ。