店主のライディングブーツ

 数日前の寒さが嘘のようなポカポカ陽気となりました。『寒いなぁ。嫌だなぁ。』と言っていたのが『暑いなぁ。』ですからまったく現金なものです(^m^)
 Hyodフットウェア発売を記念したわけではありませんが、先日のライディングウェアの紹介に続いて、今日は私のライディングブーツについて触れてみたいと思います。

 まずはALPINESTARSのロームブーツです。ツーリングやお客様のマシンの試乗などこのところ最も活躍している1足。合皮ですが防水仕様ですので、ツーリングの際ブーツカバーを用意する必要がなく重宝しています。とは言っても足首前側が破けているので、防水の意味が無いですね。それくらい頻繁に履いたということです。国内未発売モデルですが、デーククラフトにもう1足のみサイズ42の在庫があります。

 続いて同じくALPINESTARSのレーシングブーツGPテックです。10年ほど前のモデルですが、基本的にツナギを着るときにしか履かないので、割といいコンディションをキープしています。最新のレーシングブーツはプロテクターが凄いので、安全な反面操作性が犠牲になっている感が否めませんが、この頃のレーシングブーツは足首もよく動いて操作性良好です。安全性と操作性、相反する条件ですがライディングギヤに求められる永遠のテーマでもありますね。

 それからDANNER社のアウトドア用ブーツ、ダナーライトです。ライディング用ブーツではありませんが、防水でタウンウェアとの相性もいいので、天気が悪いときや街中へバイクで出かけるときに愛用しています。もう20年以上履き続けているので、ソールも減って革も傷だらけですが、自分の足に馴染んでるのでなかなか買い換えられません。ソールが厚いので、デリケートなステップ操作が必要な最新スポーツモデルなどには不向きですが、おおらかなシフト操作を許してくれるハーレーなどには持って来いです。

 最後は30年近く前のクシタニのツーリングブーツです。価格もモデル名も忘れてしまいましたが、ザルツ社のオイルドレザー(いわゆるザルツレザー)を使ったシンプルなライディングブーツです。バイクに乗り始めて間もないころ買ったブーツで、ソールは一度張り替えています。デザイン的にシンプルなのでどんなウェアとも相性がよく、以前は最も頻繁に履いていましたが、年と共に足首や甲など可動部分の革が割れてきてしまったため、最近ではめっきり履くことも少なくなりました。ただダナーライト同様自分の足に馴染んでしまっているので、履くと『そうそうこれこれ』と思ってなかなか捨てられないでいます。
 お気に入りのブーツはマシンや革ジャンなどど同じで、なかなか手放さないもの。新しいHyodのライディングブーツも、本革を使って国内で生産した本格的なものです。長年付き合える、もしかしたら一生の伴侶になり得るかもしれない逸品ですよ。