GSX1100S

 それほど寒くはないものの、小雨の舞う生憎の天気。多くの震災被害者が避難中でもありますし、大雨や雪にならなければいいんですが。
 昨年末から段階的にカスタマイズを進めていたGSX1100Sが最終的な作業を終え、とりあえずの完成形となりました。新車からずっと持ち続けているオーナーさんが取り組んだカスタマイズは、エンジンのチューニングはもちろん、前後ホイールの17インチ化など定番的な内容を盛り込んだ全面リニューアル。これまでにやったカタナカスタムのデータを下に、全体のバランスを考えて作業しました。まだ細かいところで手を加えたいところはあるのですが、これからはオーナーさんが乗り込んで距離を重ね、気に入ったところ、気にならないところを見極めながらのセットアップとなります。1980年代当時かなりのインパクトを持ってバイクマニアに受け入れられたデザインは不滅の完成度、この最大の美点を活かしながら現代的な走りを手に入れるのはかなり難しい作業です。

 果たして現代の名刀となりますか。