高くてもゴミはゴミ

 とりあえず測定も終了し、先ずはR6の組み立てに入りました。先日の日記でも書いたとおり、エンジンというのはバラすと膨大な量のパーツ群になりますので、場所を確保するために組み立て前に不要パーツを処分しました。

 写真はR6のバルブです。06モデル以降のR6は吸排気バルブ共に材質がチタンになりました。ハイリフトカムで超高回転までエンジンを回すためには、動弁系の軽量化は避けて通れない問題ですが、性能UPと引き換えにコストアップと耐久性低下はいたしかたないところ。レース用として使用する場合はエンジンOH毎にバルブは全交換となります。写真のバルブで約60万円分ぐらいでしょうか。特に何に使うというわけではありませんが、何んとなく捨てずにとってあったこのバルブ、どう考えても今後使うことはありませんので、やはり捨てることにしました。どんなに高価なパーツでも使い終わればただの鉄くず(この場合はチタンくずか)。あえなくゴミ箱へと消えて行ったのでした。