HSR九州スーパードリームサンデー8時間耐久レース

 昨日の雨も上がり、今日は朝からポカポカ陽気のの1日となりました。午後からは青空も広がってほんとうに気持ちのいい天気です。
 遅くなりましたが、先週末HSR九州サーキットコースで開催されたスーパードリームサンデー8時間耐久レースのご報告です。今年の九州地区ロードレースのトリを飾るこの大会も今年で3回目。第1回は大雨、第2回は厳しい寒さと、過去の大会は天候に恵まれませんでしたが、今年は朝から青空が広がり、スタート前こそ厳しい冷え込みとなったものの、陽が高くなるにつれて気温もグングン上昇し、日中はポカポカ陽気の素晴らしいレース日和となりました。

 今年スターティンググリッドに並んだミニバイクは91台、ポールポジションは1コーナーのすぐ手前、そして91番グリッドは最終コーナーの目前と言えばその多さが分かって頂けるでしょうか。それではデーククラフト関係者のマシンを一部ご紹介しておきます。

 まずは『九州ジュニアチーム1号機』今年のNSFトロフィーHSR九州代表たっちゅんのNSF100です。SP100クラスにエントリーしています。トロフィー仕様のSTDルックから、スポンサーロゴを入れたNewカウルに変更しての参戦です。

 次に『DCRT&RACEFIT48』マルボロメンソールカラーはター君のNSF100、同じくSP100クラスにエントリーです。

 そしてもう1台、おなじみスペンサーCBカラーのエイプ100は『DCRT!第2軍団!第2班』の9ちゃんの愛車。こちらもSP100クラスにエントリーしています。そのほかもう1台の『九州ジュニアチーム2号機』にはたっくん、『ONRCⅡ』のNSRエイプにはTommyがそれぞれライディングしました。今年で3回目となるこのレース、年々エントリーが増えて今年は91チームでのレースとなりましたが、エントリー受付から1日半でいっぱいになるほどの人気で、昨今エントリーが集まらずに無くなっていくレースが多い中で、特別な存在と言えます。
 レースは午前9時ちょうどに91台が一斉にスタート、午後5時のゴールを目指して1周2.35kmのHSR九州をただひたすらぐるぐると回ります。さすがに91台が2キロ強のコースを同時に走るわけですから、ほぼ1周に渡って行列ができます。トップチームと下位のチームとではラップタイムで30秒以上の差がありますので、すぐに周回遅れも出始め、コース上は大変な混雑になっていました。デーククラフト関係は、タッ君がライディングする『九州ジュニアチーム1号機』がスタートでエンストしてほぞ最後尾まで下がるものの、その後順調に追い上げ全車上位30位ぐらいまでの中を走行していましたが、時間が進むにつれて他チーム同様少しずつトラブルが発生します。まずは『DCRT!第2軍団!第2班』エイプのシートカウルを止めるステーが折れ、続いてサイドゼッケンのステーも折れて走行中に飛んで行ってしまいます。スタート後6時間が経過したあたりでは、『ONRCⅡ』NSRエイプのエンジンがトラブルでストップ、そのままリタイヤとなってしまいました。
 3年目を迎えた今年は各チーム、チューニングの勘所が分かってきたのか、マシンは確実に速くなっており、ラップタイムも大幅に短縮されました。ただその分エンジンの耐久性は落ちているようで、スタート後数時間を経過したあたりからトラブルで止まる車両が目立っていました。それでも大部分のチームは何とか8時間を走り切りゴールを迎えようかとする午後5時前、『DCRT!第2軍団!第2班』のエイプがホームストレートでマシンを止めてしまいます。ゴールまであと13分というところでのエンジントラブルでした。

 その他のチームは細かいトラブルはあったものの、午後5時無事にチェッカーを受けました。最終順位は『九州ジュニアチーム2号機』がSP100クラス3位、『九州ジュニアチーム1号機』がSP100クラス4位、『DCRT&RACEFIT48』がSP100クラス12位でした。

 3年の間に、頼りなかった子供たちは大人を圧倒するくらい速くなり、レースにあまり興味のなかったおじさんたちも進んで参戦するようになりました。12月の末という厳しい季節の開催ですが(ただ今年は本当に暖かかった)、シーズン最後のお祭りということで今年もすごく盛り上がったレースでした。来年以降も安全面やレギュレーション上の問題点を見直して、是非とも続けて欲しいレースです。みんな来年も頑張ろうね!