頑張りました

 昨日からぐっと冷え込み、いよいよ本格的な冬がやってきたという感じですね。今日は1日冷たい雨となりましたが、時折雪まじりになったりして。しばらくはこんな天気が続きそうですよ。
 前回の日記で、レース終了13分前にエンジンが止まってしまった9ちゃん号のことは書きましたが、今日は本格的にエンジンをバラしたのでその報告です。3回目を迎えたHSR九州スーパードリームサンデー8時間耐久レースですが、各チームともマシン造りの勘所が解ってきたのか、今年はラップタイムも大幅に向上しましたが、その分トラブルでリタイヤするマシンも多かったように思います。

 9ちゃん号も太輔のライディングでレース中32秒台を記録し、このマシンのベストラップを大幅に更新しました。改造範囲の狭いSP100クラスのエイプとしては、立派なタイムと言えるのではないでしょうか。ただレブリミッターを解除していますので、当然のことながら耐久性は犠牲になっています。今回のトラブルはコンロッドの大端ベアリングの破損でした。

 これはシリンダーとヘッドを外したところですが、ピストントップの外周が白くなっているのが判ると思います。これは大端ベアリングがバラバラなったために、コンロッドにガタが出てピストンがヘッドに接触して出来たものです。大端ベアリングの破損と書きましたが、大端ベアリングはきれいさっぱりなくなっていました。当然ピストンは上下方向に5mmほど動くような状況でした。

 ではその大端ベアリングは何処に行ったかと言うと、粉々になってケース内にちらばっていました。写真のストレーナー部で白っぽく光っているのが粉々になったベアリングです。不幸中の幸いですが、シリンダー、ヘッド、ケース等は大きなダメージを受けていませんでした。今後はしっかりとエンジンの距離管理をして、壊れる前にメンテナンスをやっていくしかないでしょうね。9ちゃん号のエンジン、大変よく頑張りました。ご苦労様。