Marky号OH進行中

 今日も日中は動けば汗ばむほどの陽気でしたが、夜になって急に冷え込んできました。風邪引かないように、体調管理には気を付けないといけませんね。
 先日から何度かお伝えしたエキゾーストのスタッドボルトが折れたMarky号、現在エンジンの腰上OH進行中です。(前回の日記はこちら)ガスケットやピストンリングなど消耗品を発注している間に、いつものエンジン鍋でピストンや燃焼室のカーボンを取り除いています。

 これでピストントップや燃焼室のカーボンはほとんど落ちますが、排気ポートなどの狭い個所のカーボンは落ちにくいため、ポート研磨の際にまとめて取ってしまいます。スポーツスターのピストンはスカート部にコーティングが施されていますが、約5万キロの走行距離を経て大部分は剥がれ落ちていましたので、現在新たにコーティングを施すために専門業者に送っています。

 吸排気バルブは高温にさらされるため、エンジン鍋ではなかなか綺麗になりません。ですからボール盤とリューターを使って研磨し、内燃機加工業者でフェイスカットをしてもらっています。ヘッド側のバルブシートはこれからハンドカッターで修正し、最終的にこのバルブと摺り合わせをしますので、長年の使用で落ちた圧縮も元通りになるというわけです。

 あとはインテークマニホールドから排気ポートまでスムーズな流れを作れるようにポートを修正し、圧縮比を調整したうえでバルブタイミングをしっかり取れば、STDといえども侮れないほど元気なエンジンになるはずです。Markyもうちょっと待っててね。