FZ復活日記その7-キャブセッティング

 今日も穏やかないい天気になりました。日中はバイクに乗っても気分良く走れるいい気候でした。週末もこんな天気だといいなぁ。
 最近は天気に恵まれると、1月といえども十分オートバイに乗れるいい気候でしたので、FZを引っ張り出してはちょこちょこ走り回っていたのですが、どうもアイドリングが安定しないような状況が続いていました。症状としてはキャブセッティングが薄すぎるような感じでした。昨年この車両に乗り始めた際、キャブはバラして状況を確認したのですが、別段交換しないといけないような消耗品は見当たらなかったので、そのまま清掃のみ行って組み立てました。マニュアルによればFZ750国内モデル(1FM)の標準キャブセッティングは以下の通りです。
MIKUNI BDS34
メインジェット #102.5
メインエアジェット #65
ジェットニードル-クリップ段数 5CEZ1-3
パイロットエアジェット #115
パイロットジェット #15
パイロットスクリュー戻し回数 3.0
スタータージェット#1 #37.5
スタータージェット#2 0.5


 これに対して、この車両のセッティングはほぼSTD通りでしたが、唯一パイロットスクリューだけが2.0回転戻しになっていました。最初の整備で、エアクリーナーを清掃して繰り返し使えるK&Nのリプレイスタイプに交換していたのもあって、当初は夏だというのに全閉あたりが薄すぎてアイドリングが安定せず、始動性もあまりよくありませんでした。そこでパイロットスクリューをマニュアル通りの3.0回転戻しにしたところ、アイドリングは安定し、始動性もほぼ問題ないレベルになりました。
 ただし年が明けて本格的に寒い季節になると、またもやアイドリングが安定しないという症状が現れます。交差点で止まるとエンジンがストップして再始動に手こずる場面が何度となくありました。そこで今度はパイロットジェットを思い切って#22.5まで大きくしたのですが、今度は始動性は改善されたものの、長い時間アイドリング状態にしておくとプラグが『かぶる』症状が発生。現在はパイロットジェットをSTDの#15に戻し、パイロットスクリューを3.75回転戻しにして乗っています。いまのところアイドリングも安定し、始動性も良好ですので、これから様子を見ながら徐々に暖かくなっていく季節の移り変わりの中で、どういった症状を見せるか観察しようと思います。
 当初いろいろとカスタムプランはあったのですが、こうしてSTDのコンディションを上げていくことが結構面白くて、当分はこういった細かい作業で楽しめそうですので、FZ750オーナーの皆さんに情報を提供するという意味でも、地道に作業を進めていきたいと思います。