調整、調整

 どうにか今日までは暖かい1日でしたが、明日からはまた本格的な寒さになりそうです。あーやだやだ。
 今日は現在車検のためお預かり中のCB400Four(ヨンフォア)のエンジン関係の調整作業を、ター君の勉強を兼ねて一緒に行いました。タペットクリアランス調整、ポイントギャップ調整、点火時期調整、そしてキャブの同調調整と、現行車両に比べると随分と調整箇所が多いのが旧車の特徴の一つです。

 非接触のピックアップを持つ現代の車両では、レース用車両でもない限り点火時期調整をすることなどほとんどありません。しかしながら接触式のポイント式車両では、エンジン回転と同じ数だけポイントが接触するわけですから、接点が摩耗してギャップが変化してしまいます。それが原因で調子を崩すことも多く、定期的なメンテが必要不可欠になります。以前この日記に書いたジョン君のCB750Kは、この煩わしさがいやでポイントをダイナSに変更したんですね。ポイントの接点を磨いてギャップを規定通りに合わせ、タイミングライトで点火時期を調整します。

 ただシックネスゲージやタイミングライトなど比較的簡単な器具で出来る作業ですので、古い車両に乗る皆さんの中には全部ご自分でなさる方も少なくありません。逆に言うとそれくらいでなければ、こういった古い車両を思う存分楽しむことができないのかもしれません。