本いろいろ

 日中はけっこうポカポカ陽気になりましたね。来週また本格的な寒波がやってきそうですので、その前に一休みといったことろか。冬はまだまだ続きます。
 冬でもバイクで走ると気持ちいいとは言うものの、やはり夏と比べると愛車を引っ張り出す機会も減るというものです。こんな季節は愛車のメンテをしたり、今後のカスタムプランに思いを巡らすのもいいものです。そんなときに面白そうな本をいくつか。

 まずは昨年末発売となった雑誌『RACERS』のVol.2『Kennyが駆ったYZR500』です。インターネットなど影も形もなく、海外のレース情報を得る手段が雑誌だけだった学生時代、毎月レース結果の載った2輪誌を買いに走った1983年が2輪レース原体験の私にとっては、まさに直球ど真ん中の内容!『そのうちRZV500を買ってインターカラーに...』と夢を巡らせた1冊でした。

 お次はエイ出版のムック本『V.ロッシのコーナリング』。2輪レースに興味のある方ならば知らない人はいないであろう、motoGPを代表するスーパースターV.ロッシの走りを、自身の言葉で解説した1冊です。最新motoGPマシンと最新タイヤが作り出すコーナーリング技術は、我々のような凡人には到底理解できないテクニックが満載です。真似できなくても、これだけ自由にマシンをコントロールできたら楽しいだろうなぁ、と想像するだけでも面白い1冊でした。多くのスペシャルカラーヘルメットやツナギの解説もあって、ロッシファンならば必見です。

 最後は愛車FZ750のパーツリストです。カスタムをする際には、ウィークポイントの改善などで他車流用をする機会が多いのですが、5バルブのジェネシスエンジンを搭載するFZの場合は、FZR750/1000あたりのパーツを使う方が多いようです。私の場合は、エンジンも車体も先ずはオリジナルのままで走り込んでみたいと思っているので、発売から20年以上経った各部のリフレッシュが目的で、その場合はFZR750/1000よりも後期型輸出用FZ750が使えるのではないかと思ってパーツリストを取り寄せました。硬化してパキパキになったワイヤーハーネスは、初期型用はすでに販売終了ですが、後期型用はまだ販売していました。それに繋がる各電装パーツも、パーツ番号を見比べれば互換性があるのかどうか分かりますので、これを手掛かりに使えるかどうか判断できます。その他にも多くの後期型用パーツが、初期型に流用できることが判りました。こうやってパーツ番号を見ているだけでも結構楽しいんですよねぇ。こんな私ってちょっと変ですか?