イベントいろいろ-全日本ロードレース岡山大会

 ここにきてようやく日中も秋めいてきました。オートバイ乗りには最高のシーズン到来です。
 さて昨日に引き続いて、ここのところ目白押しだったイベント報告第2弾は、岡山国際サーキットで開催された全日本ロードレースです。ご存知の通りデーククラフトレーシングを卒業した大楽達也が、今年は伊藤レーシングさんより全日本ST600クラスに参戦中です。開幕戦の筑波ではギリギリ予選通過でハラハラドキドキしたのですが、次のオートポリス、SUGOとトップとのタイム差も少しずつ縮まり、今回は待望のポイントゲットなるかということで、お客様4名と共に金曜夜熊本を出発して遙々応援に行ってきました。

 事前テストではトップの1.5秒落ちまで来たということで、今回こそはポイント圏内でゴールかと期待しましたが、予選では我々の応援に気合が空回りしたのか、事前テストを大きく下回るタイムで36番手にとどまりました。それでも決勝はきっとやってくれるだろうと期待して1コーナー内側の『激感エリア』に陣取り、大声を張り上げて応援です。スタートで数台をかわし、その後も着実にポジションをアップ。『ポイントゲットまであと10台、9台、…』とカウントダウンして、あと7台となったところで無念の転倒リタイヤとなりました。幸い怪我はありませんでしたし、レース後『リタイヤとなったけど、得るものも大きかったです』とうなだれてはいませんでしたので、次回モテギではポイントゲットしてくれるものと信じています。がんばれチビタツ

 今回の岡山はもちろん大楽の応援が目的なのですが、それとは別に国内初お目見えとなったモリワキのmoto2マシンをこの目で見れるということで、こちらもかなり期待してサーキットに向かいました。来年からの本格的な参戦を前に、今年はGP250クラスと混走できるということで、今回初めてデータ取りを兼ねた参戦となったようです。プロトタイプらしく真っ黒な外装をまとった姿は迫力がありますが、motoGPの標準的スタイルともいえる小さなカウル類のためか、同じエンジンを搭載したST600クラスのマシンよりも小さく見えました。レースはポールtoウィンで初陣を飾ったのですが、最新のmotoGPマシンのように深いバンク角で減速しながらグイグイ曲がるといったタイプではなく、エキゾーストノートこそ大きいもののGP250とは次元の違う速さではありませんでした。まだまだ開発途上ということなんでしょうね。

 モリワキばかりが注目されていましたが、実はもう1台moto2マシンが参戦していたんですね。以前8耐にZ(後にZ風オリジナルマシン)で参戦していたアサヒナレーシングから、Z600というマシンがエントリーリストに名前を連ねていました。写真の通りオリジナルフレームにカワサキZX-6Rのエンジンを搭載したマシンで、外装はやっぱりZ風です。アッパーカウル下から伸びるエアダクトが洗濯機のホースのような形状で、カスタム感満載!我々の参戦しているようなイベントレースのような乗りでした。ですがアサヒナレーシングさんのZにかける熱い思いには頭が下がります。

 最後にもうひとつ。サーキット内駐車場で発見したジムニーです。昔の2サイクルエンジンを積んだモデルをシャコタン、オーバーフェンダーを付けたり、バケットシート、ロールバーなどを装備して、可愛らしい中にもレーシーな雰囲気を上手に演出していました。
 ということでチビタツのレース結果は残念でしたが、moto2マシンやオリジナリティー溢れるカスタムマシンを見て大変満足した2日間でした。来年はまたみんなで行きましょうね。