高いパーツばかりで緊張します

inotatsu2007-08-23

 今日も厳しい残暑となりましたが、それでも朝晩は随分と過ごしやすくなってきています。やはり確実に季節は晩夏へと向かっているようです。
 随分前に手を付けたまま作業が中断していた749Rのエンジンオーバーホールを再開しました。ヘッド周りのパーツを全て分解し、洗浄・計測したのですが、さすがは改造範囲の狭いワールドスーパースポーツ選手権用ホモロゲマシンだけあって、STD状態からして各部に高価なパーツのオンパレードです。写真の吸気バルブはもちろん39.5mmという大径ながらチタン製で、インテークポート内に露出するステム下部はしっかりと細く仕上げられています。これまでDUCATIのネックだったハーフリングタイプのコッターも、量産ロードモデルでは初めてテーパーコッターに代わっています。916系SPSのバルブ(チタンではない)もかなり高価でしたので、これはもう超高価なバルブなのでしょうね。バルブだけでなく一事が万事全てこのようなスペシャルなパーツのオンパレードですので、オーバーホールするにも緊張します。しかし、しっかりと細部を調整したこの高回転型テスタストレッタエンジンが、どんな調べを奏でるのかオーナー以上に楽しみでもあります。