怒涛のパワー

　雨も上がってポカポカ陽気となりました。桜の開花も宣言されて、熊本の春もいよいよ本番です。
　以前この日記で紹介した、エンジンをモディファイしたXJR1300ですが、お客様による慣らしも終了し、最終的なキャブセッティングのために再度お預かりしました。JEピストンとヨシムラ製ハイカム、そしてFCRで武装したXJRは、ドライブ側スプロケットを1Tロングにしたこともあって、発進などまったくSTDと変わらない印象ですが、5000rpmぐらいから上の加速はまったくSTDなど比較にならない強力なパワーで、フロントがふわーっと軽くなるところなど、最新のリッタースーパースポーツ然としています。もちろん200kgを大きく超える車重で、迫力といった意味ではこちらのほうが上かもしれません。お客様の希望が『羊の皮を被った狼』ということでしたので、十分に目的は達成されたように思います。あと必要なのはご本人の強い自制心だけかも知れません。