恐るべしハイエース 恐るべしトヨタ

inotatsu2007-02-28

 今日も好天に恵まれましたが、ちょっと風が冷たいですね。最近のポカポカ陽気で、完全に体は春モードです。ちょっと気温が下がっただけで寒く感じてしまいます。
 新型ハイエースを導入して約1週間が経過しました。ここで自分なりの感想をまとめておきます。最初に断っておきますが、私はもともと無駄な装備のない商用車(子供風に言うと働く車)が結構好きです。自家用車も3代目ステップワゴンですが、3分割で傷の入ったところだけ交換のできる無塗装バンパーなど、割り切った装備が気に入って購入しました。個人的に好きな車はイタリア車でも英国車でも、ましてやアメ車でもなく、実用車然としたフランス車です。ですから鉄板剥き出しで快適装備などない今度のハイエースも大いに気に入っています。
 なんと言っても良い点はその大きさです。サンデーレースなどのイベントに出かける機会が多いので、人間6人と車両2台を積んで荷物までも運べる巨大な荷室は大変重宝します。エンジンが2.5Lになってこの大きなボディーを動かせるのか心配しましたが、決して俊敏ではないものの必要十分な動力性能を備えています。これほど大きなボディーですから万が一のアクシデントでは他車・他人を少なからず傷つけてしまいます。そう考えるとちょうどいい動力性能なのかもしれません。逆に悪い点はというと、なんといてもノイズの大きさでしょうか。市街地を流す程度のスピードではエンジンノイズも気になるレベルではありませんが、ひとたびアクセルを踏み込もうものならば轟音のような盛大なエンジンノイズが室内に響き渡ります。また昨日初めてウェット状態で走らせましたが、タイヤが水を巻き上げる音がすごくて、どこか窓が開いてないか確認したくらいです。新型ハイエースは燃費がいいという話を聞きますが、それはあまりにノイズが気になるためアクセルを踏み込まずに走行するからのような気がします。またコストダウンのため、シートなどはワイドボディーにも標準ボディーのものが使われており、写真のように後部座席は両サイドが大きく開いていますし、運転席と中央補助シートの間にも20センチほどの隙間が開いています。しかしこれらの気になる点も、『商用車はこれで十分』という巨人トヨタの自信たっぷりの言葉が聞こえてくるようです。恐るべしハイエース、恐るべしトヨタ