ちょっとだけ趣味の話

inotatsu2007-02-07

 ここのところ日中はポカポカ陽気が続いています。昨日の熊本地方は最高気温が20度を超えたそうです。桜が間違えて咲いたりしないでしょうね。
 以前ちょっとだけこの日記で触れましたが、久しぶりに趣味の写真をまた始めてみようかと思い、先日新しいレンズを買いました。写真といってもデジタルではなく銀塩、そうフィルムです。今度買ったレンズもオートフォーカスではなくマニュアル、カメラももちろんマニュアルです。最近は子どもの運動会に行っても、皆さんビデオかデジカメばかり。フィルムカメラを持っている人はほとんど見かけません。こんなご時世ですから、カメラメーカーも製品ラインナップからフィルムカメラをどんどんなくして、あのニコンでさえ2機種を残すのみとなりました。レンズもしかりで、現在はモデルを減らしていくつか生産していますが、それも何時まで続くか判りません。ならば新品で手に入るうちにと探したところ、定価から大きく割り引いた値段で手に入れることができました。デジタルの便利さは大変魅力ですし、現に仕事ではいつも資料用としてデジカメでいろんなものを記録しています。WEB用の写真も加工のしやすさ等から100%デジタルに頼っています。ですが趣味で写真を撮るという行為を考えると、やはり楽しさはフィルムに軍配が上がります。構図はこれでいいかなぁ、露出はこのくらい?と考えながらシャッターを押して、決定的瞬間がフィルムに収まった!と思える機会にめぐり合うと、現像から上がってくるまでのなんと長いことか。スローに流れる時間の中で楽しむフィルムカメラは、昨今のスーパースポーツ車と対極をなすような、古いオートバイの楽しみ方にも似ているように思えます。