NSFと共に現在成長中

 天気予報どおり午後から雨になりました。気温はそれほど低くないので雪になることはないと思いますが、冬の雨ってなんとなく憂鬱で嫌ですね。
 以前この日記で紹介したとおり、デーククラフトレーシングのヤングライダーとして活躍していた井上拓海君(どうも僕の息子と勘違いしている方がいますが、息子ではありませんよ)が、今年NSF250Rで九州ロードレース選手権GP-3クラスにエントリーします。このNSF250Rは今年HRCから発売となったRS125に替わるGP-3用マシンで、4サイクル250cc単気筒ながら48馬力を発生します。車体回りもRS125をベースに4サイクルエンジン用に各部を見直し、高剛性で安定感の高い構成となっています。これまでNSF100でミニバイクレースに参戦し、その後YZ250Fモタード仕様やYZ80でステップアップに備えて練習してきたわけですが、本格的なロードレーサーに乗るのはもちろんこれが初めて。1から10まで覚えないといけない事だらけで大変ですが、走行の度に少しづつ課題をクリアして着実にマシンを自分のものにしつつあります。
 最初は押し掛けひとつも上手く行かず、お父さんと広いパドックをあっちへ行ったりこっちへ行ったりしていましたが、今ではこのとおり!

 圧縮の高い4サイクルシングルで始動が困難なため、エンジンスターターを使えばいいのでしょうが、予選や決勝中に転んでエンジンがストップしたら、自分でかけて戻ってこなくてはいけません。これも大事なマスターすべきことのひとつです。
 先日は低い路面温度にタイヤのコンパウンドが合わず、全後輪共にスライドする中での走行になりましたが、モタードとモトクロスでのトレーニングの成果か、なんとか転ばずに周回を重ねていました。まだまだトップ争いをするほどマシンも人間も準備できていませんが、必ずやこうした地道な努力が役立つ時がやってきます。第1戦は3月25日、あと1ヶ月半どこまでレベルアップできるか、もうひと頑張りです。