化粧直し

 昨日から続いた雨もようやくひと段落、これからだんだん回復してくるようです。
 デーククラフトの開業以来、営業車・代車として活躍してきたマジェスティーですが、オイルとタイヤを交換するくらいで特にメンテらしいメンテもやってなかったため、最近ではステアリングのベアリングにガタが出たり、ブレーキのタッチが悪くなったりと、あちこちに問題が出ていました。そんな状態で代車としてお貸しするものですから、皆さんの扱いも必然的に雑になるようであちこちに傷も見られるようになりました。まだまだ基本的な部分は全く問題ありませんし、シート下の巨大な収納スペースや30km/Lの好燃費など、営業車として使うには好都合な部分が多々あります。ここはひとつ一度きちんと整備して、また大事に乗っていこうということで、今回全体的な整備を施すことにしました。

 最大の懸案事項だった傷だらけの外装は塗り直しという手もあったのですが、偶然ワイズギヤの外装セットが安く手に入ったので、迷わずこれに変更。2000〜2003年ごろのヤマハレーシングチームをイメージしたカラーで、赤黒の外装にヤマハアイデンティティーとも言えるストロボラインが入ります。せっかく外装を外すのだからということで、フロントフォークのOHやステアリングヘッドのベアリング交換も行いました。ビッグスクーターの場合、機能パーツがほとんど外装パーツに隠れてしまっているため、何を交換するにも外装を外さなければなりませんが、フラッシュサーフェス化された現代のスクーターでは、目的のパーツにたどりつくためには数々の外装パネルを外さなければなりません。おまけにそれら多くのパーツが、ボルトの他にプラスチックの爪で引っかけて止まっているため、それらを折らないように脱着するには相当気を使います。まぁこういった理由でメンテがおろそかになってしまうのですが...。ですから外装を外す際にはできるだけいろんなことをやっておかなければ、次にいつ作業することになるか...。今回は以前から着けようと持っていたグリップヒーターも装着し、営業車としてはほぼ完ぺきになりました。

 残念ながら以前の車体色に合わせて張り替えたシートは、今回の外装色にはあまりマッチしないのですが、予算的に再度の張り替えはできなかったので、デーククラフトのロゴや雲マークをブルーとすることでマッチングしました。今年の冬は機動力に勝るマジェシティーを、もっと営業に引っ張り出さないといけませんね。