カセットミッション

inotatsu2009-02-10

 午後になり春のような陽気となりました。バイクで走り回ったら楽しいいだろうなぁ...。忙しいときに限っていい天気なんですよねぇ。
 昨年異音がするということでお預かりした『からり〜の』さんのスポーツスター。ハーレーのエンジンをバラすのは初めてということで、マニュアルやら特殊工具やら揃えていたらすっかり遅くなってしまいましたが、昨日無事分解・点検・組み立てが終わりました。バラすまで知らなかったのですが、スポーツスターのミッションはカセット式でした。国産車では2サイクル車には採用されているものの、4サイクルマシンmotoGPマシンぐらいにしか採用されていない機構です。つまり通常4サイクルエンジンでは、ミッションはクランクケースを2分割しないと取り出せません。最新のSSモデルでは、シリンダー&ヘッドを分解しなくてもクランクケースを分割できるモデルがありますが、それでもクランクケースは2分割にしなければなりません。カセット式の場合はケースカバーを外せばクランクケースを分割しないでもミッションが取り出せますので、レーサーなど整備性が重要視されるマシンには採用されますが、コストの問題などあって一般の市販車(4サイクル)にはあまり採用になっていません。じゃぁ何でハーレー?これまで『ハーレーは整備性悪いなぁ...』と思っていましたが、これからは少々考えを変えなければいけないかもしれません。えっトラブル?あっそれらしいの(原因らしいの)がいくつか見つかりましたので、これから試乗してみます。