XJRヘッド加工

inotatsu2007-01-19

 日中は天気も良く穏やかな1日でしたが、朝の冷え込みはなかなか厳しかったですね。最近は朝起きてカーテンを開けると、外は霜で真っ白という日が続いています。
 先週バラした749Rのパーツを発注している間に、昨年末作業にかかったXJRのパーツが揃ったので今度はこちらの仕上げに入ります。ピストン、カム、キャブと定番のアイテムを一度に導入しますので、ポート加工やスキッシュの調整など出来ることはまとめてやってしまいます。写真はポートを修正しているところですが、XJRなど量産車のヘッドはアルミ鋳造で造られているため、バルブシート付近やインテークポート入り口周辺は結構位置がずれていて、キャブ→インテークポート→インテークバルブ→燃焼室→エキゾーストバルブ→エキゾーストポート→エキパイといった一連の流れの中で段差が出来ていて、スムーズな空気の流れを妨げる要素が少なくありません。ですからエンジンのOHをする場合は、ほとんど例外なくこういった箇所の修正を一緒に行います。いわゆるポート研磨というやつですね。ポートの形状を根本的に変更することはほとんどありませんが、こういった細かい修正も積もり積もると馬鹿にならないほどのフィーリングの変化となって現れるものです。エンジンをバラしたときでなければなかなかやれないところですから、後であれもやっておけばよかった!なんてことが無いよう念入りに仕上げようと思います。