XJRエンジン分解その3

　今日も朝はぐっと冷え込みましたが、日中はポカポカ陽気となりました。
　またまたXJRのエンジンについて。キャブセッティングが濃かったのか、燃焼室内のカーボンが多目だったことは先日も書きましたが、その結果バルブシートには随分とカーボンが噛み込んでいました。写真は磨きをかけた排気バルブです。傘の一番下あたりで黒い粒粒に見えるのが、カーボンが噛み込んだ形跡です。こうなると少しばかりバルブ摺り合わせをしたくらいではこの痕跡は取れませんので、バルブシートの修正と、バルブフェイスのカットが必要になります。折角ハイコンプピストンを組み込んでも、バルブの密着面がきちんとシールしないのでは意味がありませんので、たかがこれくらいと思われるかもしれませんが、非常に重要な作業です。