NEWエキゾースト

inotatsu2006-11-17

 だんだん朝夕の冷え込みが本格的になってきました。冬ももうそこまでという感じでしょうか。
 前回に引き続きXJRレーサーの続報です。XJRをレーサー化するにあたっては、いろんな部分が問題になるであろうと予想していました。パワーやハンドリングといった、レーシングマシンを語る上で欠かせない基本性能は勿論ですが、先ずはネイキッドマシン特有の問題点を解決しなければなりません。それはバンク角不足です。本来公道での快適性を重要視して作られたマシンですので、足つき性や安定性の面を考慮してエンジンの搭載位置が低く、スーパースポーツマシンに比べて最低地上高が低く抑えられています。特にXJRの場合基本設計の古い空冷エンジンですので、背面ジェネレターとはいえ最新モデルと比べれば幅広いエンジンと言わざるを得ません。実際には、ある程度車高を上げていけばエンジンそのものは接地しませんが、それでも左側はサイドスタンドの付け根部分、右はマフラーのテールパイプが接地すると考えられます。今回シェイクダウンに持って行くフレームは、サイドスタンドの取り付けボスを削り落としていますので、こちらは問題ないと思うのですが、マフラーは私の車両の4-2-1エキゾーストを着ける予定でしたので、こちらは間違いなく接地するだろうなぁと考えていました。接地して思い切り走れないのもいやだし、それが原因で転倒!というのは避けなければいけません。ということで今回は来年も見据えてNEWエキゾーストを導入することにしました。ノジマエンジニアリングの『ファファームPRO-Rチタン タイプSC』です。写真のように集合部分が渦巻状になっていることで、『高速域の吸出し効果でトップエンドの伸びが期待できる』というのが謳い文句です。前から興味があったので、今回は迷わずこれをチョイスしました。ルックス的にこの集合部分はあまり好きではないのですが、レーサーの場合はアンダーカウルで見えない部分ですし、何よりいろんな雑誌での高評価を自分で確かめたいというのが一番の目的です。とりあえず走行会に持ち込む前に基本的なセッティングだけはしておかないといけませんので、まずは私のXJRに装着して基本セッティングを済ませ、そのままエンジン+キャブごとレース用フレームに移植する計画です。だんだんリミットが近づいています。頑張るぞー!