M1がやって来たヤァ!ヤァ!ヤァ!その2

inotatsu2006-09-11

今日は朝から晴れたり曇ったり、ですが涼しくて気持ちのいい1日となりました。
昨日に引き続きM1について。今回初めて05モデルのYZR-M1に跨りましたが、『ポジションはR1と大差ないなぁ』というのが第一印象でした。長身のライダーに合わせてか、タンクの前後長はR1よりもやや長いかなぁと思いましたが、それも極僅かといったレベル。シート高こそ高いものの、ステップの位置は決して後ろ過ぎず上過ぎずで、十分ツーリングに使えるレベルのポジションでした。これは私がWSBのメカニックを務めていた90年代後半でもそうだったのですが、近代のロードレーサーのポジション(特に大排気量クラス)は決して窮屈で苦痛を強いられるような種類のものではありません。コンパクトなポジションながら自由度が高く、ライダーがマシン上で積極的に動いて荷重コントロールできるようにというのが最近の考え方のようです。ですから市販される多くのバックステップと呼ばれる製品の中には、首を傾げたくなるようなものも少なくありません。あまりにも後方かつ上方へステップ位置を移動するものが少なからずあるからです。レース等で大きくハングオフする場合、ステップが低すぎては外側の足が踏ん張れないため、上方へ移動するケースは多々あると思いますが、少なくとも最新のスーパースポーツ車のステップをそれほど大きく後方へ動かす必要はまったくと言っていいほどないはずです。今回M1に跨ったことでさらにそんな思いを強くしました。自然で楽なポジション、スポーツライディングにもこれは必要な要素のようです。