スポーツライディングと快適性

inotatsu2006-06-08

朝から降ったり止んだり、なんともはっきりしない天気です。
先日からお預かりしているDUCATI748SPSのモディファイ作業が大詰めを迎えました。外装の化粧直しと、ストリートで快適に乗れるよう仕様変更しています。DUCATIスーパーバイク系マシンといえば、過激なポジションとツインの常識を覆すような高回転型のエンジン特性等、市街地では乗りにくいといったいうのが一般的な印象です。ですが最新モデルの999シリーズを見れば分かるように、DUCATIといえども、リラックスできるポジションとユーザーフレンドリーなエンジン特性が、一般公道ではとても大切であるというように変化してきているのも事実です。『いーやイタ車はスパルタンじゃなければ!』という向きもあるかとは思いますが、特別な乗り物ではなく日頃から使い倒そうというお客様には、やはり構えることなく自然に向き合える仕様への細かい変更は必要不可欠です。写真はアエラ製ハンドルバーですが、748のきつい前傾を緩和し、リラックスしてハンドル操作を行えるポジションに変えることが可能です。スポーツライディングと快適性が、なんともいい塩梅でシンクロしています。こういう細かい自分仕様は、オートバイを乗り手に近づけるためにはとても大切なことのように思います。